本科毕业论文(日语系)

四川师范大学成都学院本科毕业论文

女性に関する日本語

学生姓名

学 号 所在学院

专业名称

班 级

指导教师

陈静 2011122038 外国语学院 日语 2011级国际商务班 李佳澍

四川师范大学成都学院

二○一五年五月

女性に関する日本語

要旨:みなさんご承知のように、日本語の言い表すは男女性別の差を存在した。女性語というのは、女性がよく単語や言い表すを使って、それは男性の単語の概念に対応した。日本語は男性と女性に分かれって、他の言語の特徴から区別された。この違いは、長い歴史を持った。日本語に女性語が生まれることは必然的な現像であって、日本当時の社会を代表しって、使く者の社会心理を反応しって、それは使く者が社会、文化、地位の面の考え方に言語現像を表した。

この文章は歴史文章と会話の用例を通じって、女性に関する日本語の起源と移り変わり、男性言葉と女性言葉の区別を探求しって、その上、日本の社会、歴史と日本の考え方と心理を結びつけって、さらに日本の女性の言語に隠されたルートの言語現像の原因を探った。

キーワード:女性語 男女の差 起源 移り変わり

关于女性的日本用语

学生:陈静 指导教师:李佳澍

摘要:众所周知,日语的表达方式存在着男女性别上的差异。所谓女性语,即女性常用的语言及其表达方式,它是与男性所使用的语言相对应而产生的概念。语言有男女性别之分,是日语有别于其他语言的明显特点。这种差异由来已久。日语中女性用语的产生是日本的一种社会必然现象,代表着日本当时的社会价值趋向,反应出使用者的社会心理,是语言使用者处于社会、文化、地位等方面的考虑所表现出来的一种语言现象。

本文将通过历史文献以及会话例句为资料,探究日语女性用语的起源和变迁以及男性用语与女性用语的区别,并且与日本的社会、历史和日本的思想、心里等结合,进一步探讨潜藏在日语女性用语这一语言现象的深刻原因。

关键词:女性用语 男女差异 起源 变迁

目次

1.はじめに...................................................................................................................................1

2.女性語の由来..........................................................................................................................1

3.女性語の特徴..........................................................................................................................1

4.現代女性用語の特徴............................................................................................................4

4.1音声語調...............................................................................................................................5

4.2.語彙運用..............................................................................................................................5

4.3敬語運用...............................................................................................................................6

4.4文末形式...............................................................................................................................6

5.女性用語と日本社会における女性..................................................................................7

6.人称代名詞................................................................................................................................7

6.1終助詞....................................................................................................................................8

7.おわりに.....................................................................................................................................8 注释.................................................................................................................................................9 参考文献......................................................................................................................................10 谢辞...............................................................................................................................................11

关于女性的日本用语

1、はじめに

言語は人類が交流する目的を果たすための道具で、言語を正確に理解し、使用するのは人類が順調にコミュニケーションを取るための土台である。日本語では普段の中性語以外に、女性がよく使う表現方式――女性用語がある。日本社会で、特に古代において、女性には特定の言語を持っていた。これらの女性用語を研究また分析することで、より深く日本社会の女性及び日本語の特徴を理解することができる。

2、女性語の由来

女性用語、名の通り、女性が使い慣れている言語或いは表現方式で、男性が使用する言語とは対的なものである。女性用語は男性用語に比べて最も大きな区別はその穏やかな上品さと謙遜さである。日本における女性用語の出現は日本において女性が置かれている社会生活環境や社会の発展と密接な関係を持っている。平安時代まで、日本語の中には性別による用語の差はなく、女性らの言語の運用も自由であった。日本の一冊目の和歌集《万葉集》注1の中で、日本女性の生活の自由、奔放、情熱などの場面の記述が既にあった。つまり、当時の女性は政治においても高い地位を持っており、言語の使用にあたっても男性との間にまったく差がない。しかし社会の発展に伴って、中国の古代文化が日本に伝わった後、日本社会における形態交代を加速させた。すなわち古代の「祭政一致」の時代から「祭政分裂」へと転換した。また、政治社会における祭祀活動の重要性が薄くなっていくにつれて、女性の政治地位も次第に下がってきた。そして同時に、中国の文字が日本に伝わり、徐々に日本人の言語表現手段になって以降、日本の女性は言語活動の外へと締め出され、言語活動と社会地位はある程度制限されてしまった。平安時代に入ると、日本には言霊思想関連の「斎宮祭詞」が出現した。「斎宮祭詞」は当時伊勢皇大神宫の専従者らの女性達が創り出した語彙で、理由として、彼女達は直接神聖な物事の名前を口にすると、神様を汚し、神霊に対して不敬で、災難をもたらせてしまうと

考えているからでである。したがってこのような社会を封鎖する言語が出現し、「隠語」と同様である。例えば、大仏を「中子」と、修道僧を「髪長」と、病を「休息」と、経書を「染紙」と、血を「汗」と、死を「快癒」と呼んだりするなどが挙げられる。これらの「斎宮祭詞」は禁忌によって生み出された婉曲的な用語で、歴史において最も早く出現した女性用語とされている。禁忌心理によって女性用語が生み出されたが、その原因の元として、平安時代における女性社会が大きく制限されるようになったからである。当時は上層社会において、男女は直接面を向かって交流することができなかった。その代わり、腰元や女中に介して意思伝達したり、カーテンを隔てて対話したりしていた。女性は「言葉を慎む」ことが求められ、才気を出すことが禁止されていたため、平安時代における男女間の地位は大きな差が開いた。そして室町時代になると、日本女性は「女房詞」と呼ばれる婉曲的な言語表現方式を創り出した。「女房」とは宮中で仕える女官で、部屋も与えられる。彼女達は物事と関連する不愉快や不潔な感じをもたらす言葉を口にすることを避けるため、食物や生活用品などにおいて、できるだけ異なる言い方を取る。即ち「女房詞」注2である。例えばあおもの、しゃもじ、さもじなどがあり、これらの言葉の一部は現代でも使われており、男女通用の言葉となった。しかし当時では、女性が婉曲的に話すことが美徳で、「女らしい」上品さがあるとされていたため、人々は徐々に「女房詞」の由来を忘れるようになった。やがて社会の発展に伴って、「女房詞」は宮廷に限らず、上層社会や一般庶民の間でも流行り始め、その数や使用面においても広くなりつつあった。江戸時代において、女性が集まる業界では、例えば女中の間では「女中語」が生まれた。これらの言葉の出現は女中或いは芸妓の方言訛りを隠して客への礼儀または客を楽しませるためであった。例えば、~~です。~~でございます。特に~~てよ、~~のよは表現方式は現代女性用語の土台を打ち立てた。その本質は日本社会の不平等な社会生活環境によって日本男女間の社会地位に差が生まれ、日本の女性の言語活動の範囲を束縛したのである。つまり、日本における女性用語の発展は大きく分けて二段階となっている。第一段階が平安時代と室町時代で、当時の女性用語は上層社会で流行っていた。そして第二段階が江戸時代で、女性用語は最下層の社会で流

行り、最下層の女性が多いため、その流行は広範囲に渡った。

3、女性用語の特徴

現代社会の発展に伴い、日本における女性と男性の社会地位と思想観念などの面において差が縮めているため、男女間における言語の差も次第に縮小してきた。具体的に以下の二つの面で表されている。(1)日本女性はますます「漢語」語彙を使用し始めている。その原因は、日本社会の発展により、教育事業もそれに伴って盛んに発展できたため、ますます多くの日本女性が教育を受け、教養が高くなったためである。(2)男女通用の語彙や言葉が次第に増加し、これからも増加し続ける。例えば、室町時代に生まれた「女房詞」で、おいしい、おなか、おひやなど、現在は既に男女通用の中性詞になっており、女性限定ではなくなっている。いずれにせよ、生理的の違いや社会要素などから、現代女性は尐なからず自分たちの専属言語を保ったため、十分に言語の多元化を表している。

4、現代女性用語の特徴

4.1音声語調

日本女性は優しく上品さがあって、「女らしさ」があると世界から言われている。これは日本女性の普段のふるまいの礼儀正しさだけでなく、最も重要なのが言葉を話すとき、人々を引き付ける力とその言葉の親切さに関係している。そしてこれは女性は生まれながら繊細な声を持ち、かつ日本女性における語調の運用慣習と離れられない関係がある。日本女性の語調は上がり調子が多く、調査によると日本女性が上がり調子を使う頻度が84%で、男性の67%を高く上回っている。おそらくこの語調のため、日本女性は話すとき濃厚な感情作用を持ち合わせているのだろう。

4.2語彙運用

日本女性はよく「和語」語彙を使用する傾向が大きく、なぜならば古代の漢語語彙が日本に伝わった頃、漢語語彙は上層社会の男性の言葉であった。その後、漢語語彙は日常生活に溶け込んだが、女性は相変わらず使用する場合が尐なく、和語を好む傾向が残っている。なぜならば、和語を使うときは柔らかく

て親しいイメージを増やせるからである。一方で日本男性は漢語語彙を使う傾向がある。なぜならば高い地位を表しやすいためである。同時に人称代名詞の使い方においても、女性と男性はかなり異なっている。例えば、男性は「おれ、ぼく、きみ」を使うが、女性は一般的に「あたし、あたくし」などを使う。そのほか、日本女性は感嘆詞を使うのが得意である。例えば「あら、まぁ」などが挙げられる。これらの感嘆詞は感動した場合や、意外や疑問がある時に使われることがある。例えば「あら、きれいね!あら、そうかしら?」で、そして驚いたときや感嘆する場合は例えば「まぁ、驚いた。まぁ、なんてかわいいでしょう!」として使われることがある。雑誌表紙に対するとある調査によると、感嘆詞が女性雑誌《女性自身》における出現率は4.2%で、《周刊新潮》《サンデー毎日》などの普通の雑誌での出現率はゼロである。

4.3敬語運用11.26

敬語はもともと他人を持ち上げ、自分を低くする働きを持ち、目上の人や尊敬する人に対して使用される。しかし日本のような女性が長期的に弱い立場に立たされている社会では、女性は敬語で自分を保護しなければならない。つまり、敬語は日本女性が社会における地位と密接な関係がある。日本語において、敬語は女性のみのものではないが、多くの調査から、男性が生活している中で敬語を使用する頻度は女性に比べてはるかに尐ないことを裏づけている。例えば、東京大学の男女学生における敬語の使用割合は二対三で、「だ、する」の使用頻度は三対一である。その他、女性が単語の前に「お」を付けることが多く、男女別に見ると一対二となっている。ここでわかるように、男性を主体としている日本社会において、男女の差は明らかである。

4.4文末形式

女性はよく接続詞「と、ば、たら、ても」などで文章を終わらせ、伝えようとする主な内容を省略し、相手方に話しを理解させて自分の独断を避け、会話に余韻を残す。例えば:A:「何もございません」B:「どうぞおかまいなくても。」そして、女性が疑問文を使用する時、上がり調子で疑問文の助詞「か」を取って代わる場合が多い。例えば、「ちょっと、その本とってくれない?」。その他、女性が文末に「•••と思います」を多用するのは会話を婉曲でいい感じにするためで、「のです、なのです」を使用するのは相手の共感を呼び起こ

すためである。例えば:A:「お子さんは今年もうご卒業ですか?」B:「いいえ、まだ四年生なんです。」

5、女性用語と日本社会における女性

以上の日本女性用語における発展と特徴からみると、日本女性は社会生活において男性に比べて大きな差別が存在し、このような差別は決して一朝一夕によるものではなく、根深い土台が存在するわけである。日本は明治維新後に資本主義制度を推進したが、封権勢力と封権思想は相変わらず根深く存在しており、骨の底まで浸透しており、このような封権の尻尾を完全に切り落とすためには短期間にできるものではない。なぜならば日本は現在でも男性が主導する社会で、男性が仕事して家庭の暮らしを維持し、女性が家事などを賄うのは依然として現在の日本社会の主流で、これからもある程度継続的に維持し存在していくであろう。しかし一方で、日本女性は長期的に不変な伝統的観念と道徳観念を維持し、相手の共感を引き起こすために自ら周りの人々に協調していきたいと思っている。日本社会がますます発展していくにつれて、日本女性は世界各国の女性からの影響を深く影響され始め、教育を受けて教養も高く備え、政治経済などの面における地位も次第に向上してきた。アメリカ《ウォール・ストリート・ジャーナル》2010年7月14日の報道によると、日本女性は過去一ヶ月間において、多くの歴史的記録を創り出した:日銀128年の歴史で初の女性支店長。日本航空会社も歴史で初めての女性機長を任命した。そして東日本鉄道会社も始めて女性を東京駅の駅長に任命した。ここでわかるように、現在の日本は一定の範囲内、ある程度女性の地位も変化を見せている。それに伴うのが女性用語の変化である。例えば、ますます多くの日本女性は「漢語」語彙を使用し始めており、これまで女性専用の言葉は現在中性詞になっている。また、女性用語は使用年齢からも差を見せている。映画劇本における夫妻間の会話への統計から、中年以上の女性が使用する敬語は56%を占め、青年女性は

7.9%となっていることがわかった。よって、日本女性が自分の言語を使用する時、古いしきたりを守って改めないのではなく、絶えず変化しているのであり、しかもこの傾向はこれからも続き、最終的に女性用語が消えてしまう可能性も

ある。しかし日本語はまさしく女性用語のおかげで、優しく上品なイメージをもたらせてくれた。これも日本語の魅力のひとつであろう。

6、人称代名詞

女性の場合は「わたくし、わたし」以外に「あたし、うち、あて、わて」などを使用するが、男性専用の人称代名詞としては「おたく、おまえ、きさま、てめえ」などが挙げられる。女性専用の人称代名詞としては「あなた」が使用され男性においては特に「きみ、おまえ、きさま」などが使われる場合が多い。そして、「あんた、おまえ、きさま」は男性が使用する時に限って使われ、「さま、さん、くん」を使用する時は尐し違ってくる。例えば、職場で上司が部下を呼ぶ場合、男性には「くん」で呼び、女性には「さん」で呼ぶこととなっている。そのほか、学校においても男性学生が女性学生を呼ぶ場合は「さん」を使用する。つまり、女性に対しては男性よりも敬意の高い言葉を選択して使用する傾向がある。

6.1終助詞

女性と男性がよく使う終助詞はかなり違っており、男性特有の終助詞には「ぞ、さ、な、なあ、か、だい、や、ら」などが挙げられる。女性特有の終助詞には「わ、わよ、わね、の、のよ、のね、かしら、こと、もの」などが挙げられる。 (1)「わ」「わよ」「わね」

あの人とても素敵だわ。

タバコ吸っちゃだめ、肺に悪いわよ。

あしたは私の番だったわね。

「わ」は上がり調子で、主張、意志、感歎を表す時によく使われ、「ね」「よ」を後接する際は確認を求めたり、注意を促す意味が重なり合って言葉を婉曲にする効果がある。これらは女性の柔らかさを十分に表した終助詞で、若い女性がよく使っている。

(2)「の」「のよ」「のね」

かわいいのは彼女なの。

昨日ほど悪くなかったのよ。

結構頑張ってるのね。

終助詞の「の」はイントネーションを上がりにするのか、下がりにするのか、

それとも強調するかによってそれぞれ判断や主張、提言、解釈や命令の意味を

柔らかく表わしている。男性の場合は「のだ」「のさ」を使うことで硬くて強

い印象を与えることができる。「よ」「ね」を後接尾する際、意味は「よ」「ね」

の意味と同じ意味でも、男性場合は「だよ」「だね」を付けて「のだよ」「の

だね」として表している。

(3)「かしら」

そこをどかせていただけないかしら。

こうしてやるのはいいかしら。

いつかしらあそこのデパートへ買い物に行きましょう。

「かしら」は女性専用の終助詞で、「かしらん」からきたものである。場合に

よっては柔らかい請求や質問、自問や不確定の意を表し、女性用語の特徴をう

まく表しているものである。

(4)「こと」「もの」

まったく一緒に出かけてくれないこと。

今でも美味しくてお変わりないこと。

あの人すこしも遠慮しないですもの。

この間遊んだことがありますもの。

女性の会話では形式名詞「こと」「もの」が終助詞として使われることがよ

くある。「こと」は確定や質問などの意味を婉曲に表し、それに対して「もの」

は理由や不満を柔らかく表すことができる。

いずれにしても女性は豊かな女性専門の終助詞を使うことにより、女性のたし

なみと女らしさを十分に表すことができるのである。

(4)1、動詞未然形+ん

やらん

分からん

このような文型硬く、動詞を否定するときに使用する。男性は普段よく使用

しているが、女性はあまり使用することがない。

2、動詞の命令形

今すぐこい

早くおきろ

3、硬く否定する文型において男性は会話でよく命令形を使用するが、女性は

ほとんど使うことがない。使用するとしても「早く来なさい」「早く起きてく

ださい」など、やや柔らかくて丁寧な言い方をする。

4、女性は会話で「て」「で」を使用して文を切る傾向があるが、男性はあま

り切らない。

早く食べて。

彼女うれしくて、うれしくて。

このような文型は後ろの部分を省略し、相手に勝手に創造させ、理解させる

ことで柔らかい感じがする。

(5)漢語と和語の使用

日本語の漢語と和語において、多くは同義語で、例えば:「書物」と「本」、

「悲しみ」と「悲哀」、「読む」と「読書」などが挙げられる。女性は一般的

に和語を使用するのは、漢語語彙は古代において「男文字」と称し、男性の専

用言葉だと言われているからである。古代の影響を受けて、現代においても、

漢語語彙は「硬い」とし、女性の特徴に適しないと思われているため、男性に

よく使用されている。一方で和語は「柔らかい」とし、女性の「柔」を表すの

に適していると言われているため、女性によく使用されている。録音資料から

の統計で、男性が漢語語彙を使用する頻度が20%で、女性は14.9%であると表

している。

(6)同義語の使用

同義語の中で女性は婉曲的で、柔らかい美化語を使用している。例えば、「お

なかがすく」と「はらがへる」は同じくおなかが減った意味だが、「おなか」

は「はら」に比べて、「すく」は「へる」に比べて「丁寧」である。したがっ

て、女性は後者を使用すべきである。「たべる」は日本語の中において「ごは

んを食べる」と「飯を食う」の二種類の言い方があり、女性は「丁寧」の方の

「ごはんを食べる」を使用すべきで、「乱暴」に「飯を食う」を使わない。同

様に、「美味しい」と「うまい」は共に「美味しい」の意味だが、女性は「う

まい」を使用すると他人から「乱暴」で「女らしくない」と笑われることがあ

る。「つら」と「顔」は共に「顔」だが、女性は「顔」を使用し、「つら」を

使用しない。その他、女性用語の特徴として、物事の名称及び女性の生理に関

する現象に対する使い方に存在する。例えば:「みす」を「お冷」、「便所」

を「お手洗い」、「生理中」を「さしあい」など称するのはすべて女性専用用

語である。

7.おわりに

以上が日本語における女性用語について、その起源,変遷及び男性言葉との

差異を比較しながら、その形成の要因と存在の意味について研究してきた。場

に適する正しい敬語を使用するのは文明や儀礼、謙虚な女性の特徴を現してい

るため、日本の女性用語は社会の発展や変化ととても重要な関わりを持ってい

る。日本社会における男女間の地位は不平等なため、日本の女性用語はそれに

伴って徐々に形成されてきた。やがて時代の進歩に伴って、日本女性の社会的

地位は絶えず高まり、日本における言葉の性別が次第に縮まり、これからも次

第に縮んでいくであろう。しかし、これは女性言葉が男性言葉に従属していく

といった単なる男性言語への変化ではない。社会における民主化の発展につれ

て、性別観念も次第に淡泊化していく。国語研究所の調べによると、女性によ

る敬語の使用率と女性専用の終助詞の使用率からみても、若年層においては下

がる一方で女性用語がこれからやがてなくなってしまうではないかという考

えもある。当然ながら、女性用語は男性用語に比べて丁寧なため、女性が損を

する恐れがあるといった主張もある。今後は日本の女性言葉の発展及び変化に

対して、引き続き関心を持って、さらには中国女性の言葉とそれによって社会

の言葉に対する影響を理解していきたいと思っている。

注釈

注1、『萬葉集』は最初の多くの作品を集めた詩文集。

注2、「女房詞」は彼女達が物事と関連する不愉快や不潔な感じをもたらす言

葉を口にすることを避けるため、食物や生活用品などにおいて、できるだけ異

なる言い方を取った。

参考文献

国田百合子(1964)『女房词の研究』岩波新書

林大他(1988)『日本語大事典』大修館

長谷川如是閑(1943)『言葉の文化』中央公論社

崛井令以知(1990)『女のことば』明治書院

『日本国語大辞典』小学館

米田正人(1990)『日本語学』明治書院

金田一春彦:《日语概说》。北京:北京大学,2002年

刘宗和等:《日语与日本文化》。湖南:湖南教育出版社,1999年

刘耀武:《日语词汇学》。黑龙江:黑龙江出版社,1990年

杨曼:日语女性用语浅析。广东,广东职业技术师范学院学报,2002年

张怡:日语中的女性用语。外语教学,1998年。

謝辞

この論文の完成にあたり、李加澍先生には感謝の意を述べる。李加澍先生は

私の大学での最終段階――卒業プロジェクトにおいて私に指導をしてくれた。

最初のテーマ選びから資料の収集、そして作成、修正、論文が決まるまで、先

生達は私に辛抱強い指導と私心のない助けをしてくれた。私達の卒業論文のた

めに、先生達は自分の休み時間をも犠牲にした。このような自己を顧みずに人

に尽くす精神には深く感服させられ、ここで彼らに私からの感謝の意を述べる。

同時に、すべての先生とクラスメートが私に対する四年間の指導と援助に感謝

する。彼らは私に専門知識のみならず、勉強の仕方や人間のあり方などいろい

ろ教えてくれて、彼らのおかげで、私はあらゆる面で進歩した。ここで私の心

からの感謝の意を述べる。最後にすべての先生の方々がこれからも多くの優秀

な人材を育て上げるように心から願っている。

四川师范大学成都学院本科毕业论文

女性に関する日本語

学生姓名

学 号 所在学院

专业名称

班 级

指导教师

陈静 2011122038 外国语学院 日语 2011级国际商务班 李佳澍

四川师范大学成都学院

二○一五年五月

女性に関する日本語

要旨:みなさんご承知のように、日本語の言い表すは男女性別の差を存在した。女性語というのは、女性がよく単語や言い表すを使って、それは男性の単語の概念に対応した。日本語は男性と女性に分かれって、他の言語の特徴から区別された。この違いは、長い歴史を持った。日本語に女性語が生まれることは必然的な現像であって、日本当時の社会を代表しって、使く者の社会心理を反応しって、それは使く者が社会、文化、地位の面の考え方に言語現像を表した。

この文章は歴史文章と会話の用例を通じって、女性に関する日本語の起源と移り変わり、男性言葉と女性言葉の区別を探求しって、その上、日本の社会、歴史と日本の考え方と心理を結びつけって、さらに日本の女性の言語に隠されたルートの言語現像の原因を探った。

キーワード:女性語 男女の差 起源 移り変わり

关于女性的日本用语

学生:陈静 指导教师:李佳澍

摘要:众所周知,日语的表达方式存在着男女性别上的差异。所谓女性语,即女性常用的语言及其表达方式,它是与男性所使用的语言相对应而产生的概念。语言有男女性别之分,是日语有别于其他语言的明显特点。这种差异由来已久。日语中女性用语的产生是日本的一种社会必然现象,代表着日本当时的社会价值趋向,反应出使用者的社会心理,是语言使用者处于社会、文化、地位等方面的考虑所表现出来的一种语言现象。

本文将通过历史文献以及会话例句为资料,探究日语女性用语的起源和变迁以及男性用语与女性用语的区别,并且与日本的社会、历史和日本的思想、心里等结合,进一步探讨潜藏在日语女性用语这一语言现象的深刻原因。

关键词:女性用语 男女差异 起源 变迁

目次

1.はじめに...................................................................................................................................1

2.女性語の由来..........................................................................................................................1

3.女性語の特徴..........................................................................................................................1

4.現代女性用語の特徴............................................................................................................4

4.1音声語調...............................................................................................................................5

4.2.語彙運用..............................................................................................................................5

4.3敬語運用...............................................................................................................................6

4.4文末形式...............................................................................................................................6

5.女性用語と日本社会における女性..................................................................................7

6.人称代名詞................................................................................................................................7

6.1終助詞....................................................................................................................................8

7.おわりに.....................................................................................................................................8 注释.................................................................................................................................................9 参考文献......................................................................................................................................10 谢辞...............................................................................................................................................11

关于女性的日本用语

1、はじめに

言語は人類が交流する目的を果たすための道具で、言語を正確に理解し、使用するのは人類が順調にコミュニケーションを取るための土台である。日本語では普段の中性語以外に、女性がよく使う表現方式――女性用語がある。日本社会で、特に古代において、女性には特定の言語を持っていた。これらの女性用語を研究また分析することで、より深く日本社会の女性及び日本語の特徴を理解することができる。

2、女性語の由来

女性用語、名の通り、女性が使い慣れている言語或いは表現方式で、男性が使用する言語とは対的なものである。女性用語は男性用語に比べて最も大きな区別はその穏やかな上品さと謙遜さである。日本における女性用語の出現は日本において女性が置かれている社会生活環境や社会の発展と密接な関係を持っている。平安時代まで、日本語の中には性別による用語の差はなく、女性らの言語の運用も自由であった。日本の一冊目の和歌集《万葉集》注1の中で、日本女性の生活の自由、奔放、情熱などの場面の記述が既にあった。つまり、当時の女性は政治においても高い地位を持っており、言語の使用にあたっても男性との間にまったく差がない。しかし社会の発展に伴って、中国の古代文化が日本に伝わった後、日本社会における形態交代を加速させた。すなわち古代の「祭政一致」の時代から「祭政分裂」へと転換した。また、政治社会における祭祀活動の重要性が薄くなっていくにつれて、女性の政治地位も次第に下がってきた。そして同時に、中国の文字が日本に伝わり、徐々に日本人の言語表現手段になって以降、日本の女性は言語活動の外へと締め出され、言語活動と社会地位はある程度制限されてしまった。平安時代に入ると、日本には言霊思想関連の「斎宮祭詞」が出現した。「斎宮祭詞」は当時伊勢皇大神宫の専従者らの女性達が創り出した語彙で、理由として、彼女達は直接神聖な物事の名前を口にすると、神様を汚し、神霊に対して不敬で、災難をもたらせてしまうと

考えているからでである。したがってこのような社会を封鎖する言語が出現し、「隠語」と同様である。例えば、大仏を「中子」と、修道僧を「髪長」と、病を「休息」と、経書を「染紙」と、血を「汗」と、死を「快癒」と呼んだりするなどが挙げられる。これらの「斎宮祭詞」は禁忌によって生み出された婉曲的な用語で、歴史において最も早く出現した女性用語とされている。禁忌心理によって女性用語が生み出されたが、その原因の元として、平安時代における女性社会が大きく制限されるようになったからである。当時は上層社会において、男女は直接面を向かって交流することができなかった。その代わり、腰元や女中に介して意思伝達したり、カーテンを隔てて対話したりしていた。女性は「言葉を慎む」ことが求められ、才気を出すことが禁止されていたため、平安時代における男女間の地位は大きな差が開いた。そして室町時代になると、日本女性は「女房詞」と呼ばれる婉曲的な言語表現方式を創り出した。「女房」とは宮中で仕える女官で、部屋も与えられる。彼女達は物事と関連する不愉快や不潔な感じをもたらす言葉を口にすることを避けるため、食物や生活用品などにおいて、できるだけ異なる言い方を取る。即ち「女房詞」注2である。例えばあおもの、しゃもじ、さもじなどがあり、これらの言葉の一部は現代でも使われており、男女通用の言葉となった。しかし当時では、女性が婉曲的に話すことが美徳で、「女らしい」上品さがあるとされていたため、人々は徐々に「女房詞」の由来を忘れるようになった。やがて社会の発展に伴って、「女房詞」は宮廷に限らず、上層社会や一般庶民の間でも流行り始め、その数や使用面においても広くなりつつあった。江戸時代において、女性が集まる業界では、例えば女中の間では「女中語」が生まれた。これらの言葉の出現は女中或いは芸妓の方言訛りを隠して客への礼儀または客を楽しませるためであった。例えば、~~です。~~でございます。特に~~てよ、~~のよは表現方式は現代女性用語の土台を打ち立てた。その本質は日本社会の不平等な社会生活環境によって日本男女間の社会地位に差が生まれ、日本の女性の言語活動の範囲を束縛したのである。つまり、日本における女性用語の発展は大きく分けて二段階となっている。第一段階が平安時代と室町時代で、当時の女性用語は上層社会で流行っていた。そして第二段階が江戸時代で、女性用語は最下層の社会で流

行り、最下層の女性が多いため、その流行は広範囲に渡った。

3、女性用語の特徴

現代社会の発展に伴い、日本における女性と男性の社会地位と思想観念などの面において差が縮めているため、男女間における言語の差も次第に縮小してきた。具体的に以下の二つの面で表されている。(1)日本女性はますます「漢語」語彙を使用し始めている。その原因は、日本社会の発展により、教育事業もそれに伴って盛んに発展できたため、ますます多くの日本女性が教育を受け、教養が高くなったためである。(2)男女通用の語彙や言葉が次第に増加し、これからも増加し続ける。例えば、室町時代に生まれた「女房詞」で、おいしい、おなか、おひやなど、現在は既に男女通用の中性詞になっており、女性限定ではなくなっている。いずれにせよ、生理的の違いや社会要素などから、現代女性は尐なからず自分たちの専属言語を保ったため、十分に言語の多元化を表している。

4、現代女性用語の特徴

4.1音声語調

日本女性は優しく上品さがあって、「女らしさ」があると世界から言われている。これは日本女性の普段のふるまいの礼儀正しさだけでなく、最も重要なのが言葉を話すとき、人々を引き付ける力とその言葉の親切さに関係している。そしてこれは女性は生まれながら繊細な声を持ち、かつ日本女性における語調の運用慣習と離れられない関係がある。日本女性の語調は上がり調子が多く、調査によると日本女性が上がり調子を使う頻度が84%で、男性の67%を高く上回っている。おそらくこの語調のため、日本女性は話すとき濃厚な感情作用を持ち合わせているのだろう。

4.2語彙運用

日本女性はよく「和語」語彙を使用する傾向が大きく、なぜならば古代の漢語語彙が日本に伝わった頃、漢語語彙は上層社会の男性の言葉であった。その後、漢語語彙は日常生活に溶け込んだが、女性は相変わらず使用する場合が尐なく、和語を好む傾向が残っている。なぜならば、和語を使うときは柔らかく

て親しいイメージを増やせるからである。一方で日本男性は漢語語彙を使う傾向がある。なぜならば高い地位を表しやすいためである。同時に人称代名詞の使い方においても、女性と男性はかなり異なっている。例えば、男性は「おれ、ぼく、きみ」を使うが、女性は一般的に「あたし、あたくし」などを使う。そのほか、日本女性は感嘆詞を使うのが得意である。例えば「あら、まぁ」などが挙げられる。これらの感嘆詞は感動した場合や、意外や疑問がある時に使われることがある。例えば「あら、きれいね!あら、そうかしら?」で、そして驚いたときや感嘆する場合は例えば「まぁ、驚いた。まぁ、なんてかわいいでしょう!」として使われることがある。雑誌表紙に対するとある調査によると、感嘆詞が女性雑誌《女性自身》における出現率は4.2%で、《周刊新潮》《サンデー毎日》などの普通の雑誌での出現率はゼロである。

4.3敬語運用11.26

敬語はもともと他人を持ち上げ、自分を低くする働きを持ち、目上の人や尊敬する人に対して使用される。しかし日本のような女性が長期的に弱い立場に立たされている社会では、女性は敬語で自分を保護しなければならない。つまり、敬語は日本女性が社会における地位と密接な関係がある。日本語において、敬語は女性のみのものではないが、多くの調査から、男性が生活している中で敬語を使用する頻度は女性に比べてはるかに尐ないことを裏づけている。例えば、東京大学の男女学生における敬語の使用割合は二対三で、「だ、する」の使用頻度は三対一である。その他、女性が単語の前に「お」を付けることが多く、男女別に見ると一対二となっている。ここでわかるように、男性を主体としている日本社会において、男女の差は明らかである。

4.4文末形式

女性はよく接続詞「と、ば、たら、ても」などで文章を終わらせ、伝えようとする主な内容を省略し、相手方に話しを理解させて自分の独断を避け、会話に余韻を残す。例えば:A:「何もございません」B:「どうぞおかまいなくても。」そして、女性が疑問文を使用する時、上がり調子で疑問文の助詞「か」を取って代わる場合が多い。例えば、「ちょっと、その本とってくれない?」。その他、女性が文末に「•••と思います」を多用するのは会話を婉曲でいい感じにするためで、「のです、なのです」を使用するのは相手の共感を呼び起こ

すためである。例えば:A:「お子さんは今年もうご卒業ですか?」B:「いいえ、まだ四年生なんです。」

5、女性用語と日本社会における女性

以上の日本女性用語における発展と特徴からみると、日本女性は社会生活において男性に比べて大きな差別が存在し、このような差別は決して一朝一夕によるものではなく、根深い土台が存在するわけである。日本は明治維新後に資本主義制度を推進したが、封権勢力と封権思想は相変わらず根深く存在しており、骨の底まで浸透しており、このような封権の尻尾を完全に切り落とすためには短期間にできるものではない。なぜならば日本は現在でも男性が主導する社会で、男性が仕事して家庭の暮らしを維持し、女性が家事などを賄うのは依然として現在の日本社会の主流で、これからもある程度継続的に維持し存在していくであろう。しかし一方で、日本女性は長期的に不変な伝統的観念と道徳観念を維持し、相手の共感を引き起こすために自ら周りの人々に協調していきたいと思っている。日本社会がますます発展していくにつれて、日本女性は世界各国の女性からの影響を深く影響され始め、教育を受けて教養も高く備え、政治経済などの面における地位も次第に向上してきた。アメリカ《ウォール・ストリート・ジャーナル》2010年7月14日の報道によると、日本女性は過去一ヶ月間において、多くの歴史的記録を創り出した:日銀128年の歴史で初の女性支店長。日本航空会社も歴史で初めての女性機長を任命した。そして東日本鉄道会社も始めて女性を東京駅の駅長に任命した。ここでわかるように、現在の日本は一定の範囲内、ある程度女性の地位も変化を見せている。それに伴うのが女性用語の変化である。例えば、ますます多くの日本女性は「漢語」語彙を使用し始めており、これまで女性専用の言葉は現在中性詞になっている。また、女性用語は使用年齢からも差を見せている。映画劇本における夫妻間の会話への統計から、中年以上の女性が使用する敬語は56%を占め、青年女性は

7.9%となっていることがわかった。よって、日本女性が自分の言語を使用する時、古いしきたりを守って改めないのではなく、絶えず変化しているのであり、しかもこの傾向はこれからも続き、最終的に女性用語が消えてしまう可能性も

ある。しかし日本語はまさしく女性用語のおかげで、優しく上品なイメージをもたらせてくれた。これも日本語の魅力のひとつであろう。

6、人称代名詞

女性の場合は「わたくし、わたし」以外に「あたし、うち、あて、わて」などを使用するが、男性専用の人称代名詞としては「おたく、おまえ、きさま、てめえ」などが挙げられる。女性専用の人称代名詞としては「あなた」が使用され男性においては特に「きみ、おまえ、きさま」などが使われる場合が多い。そして、「あんた、おまえ、きさま」は男性が使用する時に限って使われ、「さま、さん、くん」を使用する時は尐し違ってくる。例えば、職場で上司が部下を呼ぶ場合、男性には「くん」で呼び、女性には「さん」で呼ぶこととなっている。そのほか、学校においても男性学生が女性学生を呼ぶ場合は「さん」を使用する。つまり、女性に対しては男性よりも敬意の高い言葉を選択して使用する傾向がある。

6.1終助詞

女性と男性がよく使う終助詞はかなり違っており、男性特有の終助詞には「ぞ、さ、な、なあ、か、だい、や、ら」などが挙げられる。女性特有の終助詞には「わ、わよ、わね、の、のよ、のね、かしら、こと、もの」などが挙げられる。 (1)「わ」「わよ」「わね」

あの人とても素敵だわ。

タバコ吸っちゃだめ、肺に悪いわよ。

あしたは私の番だったわね。

「わ」は上がり調子で、主張、意志、感歎を表す時によく使われ、「ね」「よ」を後接する際は確認を求めたり、注意を促す意味が重なり合って言葉を婉曲にする効果がある。これらは女性の柔らかさを十分に表した終助詞で、若い女性がよく使っている。

(2)「の」「のよ」「のね」

かわいいのは彼女なの。

昨日ほど悪くなかったのよ。

結構頑張ってるのね。

終助詞の「の」はイントネーションを上がりにするのか、下がりにするのか、

それとも強調するかによってそれぞれ判断や主張、提言、解釈や命令の意味を

柔らかく表わしている。男性の場合は「のだ」「のさ」を使うことで硬くて強

い印象を与えることができる。「よ」「ね」を後接尾する際、意味は「よ」「ね」

の意味と同じ意味でも、男性場合は「だよ」「だね」を付けて「のだよ」「の

だね」として表している。

(3)「かしら」

そこをどかせていただけないかしら。

こうしてやるのはいいかしら。

いつかしらあそこのデパートへ買い物に行きましょう。

「かしら」は女性専用の終助詞で、「かしらん」からきたものである。場合に

よっては柔らかい請求や質問、自問や不確定の意を表し、女性用語の特徴をう

まく表しているものである。

(4)「こと」「もの」

まったく一緒に出かけてくれないこと。

今でも美味しくてお変わりないこと。

あの人すこしも遠慮しないですもの。

この間遊んだことがありますもの。

女性の会話では形式名詞「こと」「もの」が終助詞として使われることがよ

くある。「こと」は確定や質問などの意味を婉曲に表し、それに対して「もの」

は理由や不満を柔らかく表すことができる。

いずれにしても女性は豊かな女性専門の終助詞を使うことにより、女性のたし

なみと女らしさを十分に表すことができるのである。

(4)1、動詞未然形+ん

やらん

分からん

このような文型硬く、動詞を否定するときに使用する。男性は普段よく使用

しているが、女性はあまり使用することがない。

2、動詞の命令形

今すぐこい

早くおきろ

3、硬く否定する文型において男性は会話でよく命令形を使用するが、女性は

ほとんど使うことがない。使用するとしても「早く来なさい」「早く起きてく

ださい」など、やや柔らかくて丁寧な言い方をする。

4、女性は会話で「て」「で」を使用して文を切る傾向があるが、男性はあま

り切らない。

早く食べて。

彼女うれしくて、うれしくて。

このような文型は後ろの部分を省略し、相手に勝手に創造させ、理解させる

ことで柔らかい感じがする。

(5)漢語と和語の使用

日本語の漢語と和語において、多くは同義語で、例えば:「書物」と「本」、

「悲しみ」と「悲哀」、「読む」と「読書」などが挙げられる。女性は一般的

に和語を使用するのは、漢語語彙は古代において「男文字」と称し、男性の専

用言葉だと言われているからである。古代の影響を受けて、現代においても、

漢語語彙は「硬い」とし、女性の特徴に適しないと思われているため、男性に

よく使用されている。一方で和語は「柔らかい」とし、女性の「柔」を表すの

に適していると言われているため、女性によく使用されている。録音資料から

の統計で、男性が漢語語彙を使用する頻度が20%で、女性は14.9%であると表

している。

(6)同義語の使用

同義語の中で女性は婉曲的で、柔らかい美化語を使用している。例えば、「お

なかがすく」と「はらがへる」は同じくおなかが減った意味だが、「おなか」

は「はら」に比べて、「すく」は「へる」に比べて「丁寧」である。したがっ

て、女性は後者を使用すべきである。「たべる」は日本語の中において「ごは

んを食べる」と「飯を食う」の二種類の言い方があり、女性は「丁寧」の方の

「ごはんを食べる」を使用すべきで、「乱暴」に「飯を食う」を使わない。同

様に、「美味しい」と「うまい」は共に「美味しい」の意味だが、女性は「う

まい」を使用すると他人から「乱暴」で「女らしくない」と笑われることがあ

る。「つら」と「顔」は共に「顔」だが、女性は「顔」を使用し、「つら」を

使用しない。その他、女性用語の特徴として、物事の名称及び女性の生理に関

する現象に対する使い方に存在する。例えば:「みす」を「お冷」、「便所」

を「お手洗い」、「生理中」を「さしあい」など称するのはすべて女性専用用

語である。

7.おわりに

以上が日本語における女性用語について、その起源,変遷及び男性言葉との

差異を比較しながら、その形成の要因と存在の意味について研究してきた。場

に適する正しい敬語を使用するのは文明や儀礼、謙虚な女性の特徴を現してい

るため、日本の女性用語は社会の発展や変化ととても重要な関わりを持ってい

る。日本社会における男女間の地位は不平等なため、日本の女性用語はそれに

伴って徐々に形成されてきた。やがて時代の進歩に伴って、日本女性の社会的

地位は絶えず高まり、日本における言葉の性別が次第に縮まり、これからも次

第に縮んでいくであろう。しかし、これは女性言葉が男性言葉に従属していく

といった単なる男性言語への変化ではない。社会における民主化の発展につれ

て、性別観念も次第に淡泊化していく。国語研究所の調べによると、女性によ

る敬語の使用率と女性専用の終助詞の使用率からみても、若年層においては下

がる一方で女性用語がこれからやがてなくなってしまうではないかという考

えもある。当然ながら、女性用語は男性用語に比べて丁寧なため、女性が損を

する恐れがあるといった主張もある。今後は日本の女性言葉の発展及び変化に

対して、引き続き関心を持って、さらには中国女性の言葉とそれによって社会

の言葉に対する影響を理解していきたいと思っている。

注釈

注1、『萬葉集』は最初の多くの作品を集めた詩文集。

注2、「女房詞」は彼女達が物事と関連する不愉快や不潔な感じをもたらす言

葉を口にすることを避けるため、食物や生活用品などにおいて、できるだけ異

なる言い方を取った。

参考文献

国田百合子(1964)『女房词の研究』岩波新書

林大他(1988)『日本語大事典』大修館

長谷川如是閑(1943)『言葉の文化』中央公論社

崛井令以知(1990)『女のことば』明治書院

『日本国語大辞典』小学館

米田正人(1990)『日本語学』明治書院

金田一春彦:《日语概说》。北京:北京大学,2002年

刘宗和等:《日语与日本文化》。湖南:湖南教育出版社,1999年

刘耀武:《日语词汇学》。黑龙江:黑龙江出版社,1990年

杨曼:日语女性用语浅析。广东,广东职业技术师范学院学报,2002年

张怡:日语中的女性用语。外语教学,1998年。

謝辞

この論文の完成にあたり、李加澍先生には感謝の意を述べる。李加澍先生は

私の大学での最終段階――卒業プロジェクトにおいて私に指導をしてくれた。

最初のテーマ選びから資料の収集、そして作成、修正、論文が決まるまで、先

生達は私に辛抱強い指導と私心のない助けをしてくれた。私達の卒業論文のた

めに、先生達は自分の休み時間をも犠牲にした。このような自己を顧みずに人

に尽くす精神には深く感服させられ、ここで彼らに私からの感謝の意を述べる。

同時に、すべての先生とクラスメートが私に対する四年間の指導と援助に感謝

する。彼らは私に専門知識のみならず、勉強の仕方や人間のあり方などいろい

ろ教えてくれて、彼らのおかげで、私はあらゆる面で進歩した。ここで私の心

からの感謝の意を述べる。最後にすべての先生の方々がこれからも多くの優秀

な人材を育て上げるように心から願っている。


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